小さな町の小さな工務店 社長ブログ by こざさ建設

小さな町で小さな工務店を経営する2代目社長の家づくりへの想いをお伝えします。

弥生時代の住まい(妻木晩田遺跡)

2016/05/04 Wed [Edit]

ゴールデンウィークに米子市淀江町にある妻木晩田遺跡に
行ってきました。
実は、妻木晩田遺跡は、孝霊山に登山した帰りにちょっと
寄った程度でしたが、行ってみると遺跡群の住まいは
やはり面白いものでした。

遺跡は弥生時代のもので竪穴式住居が420棟以上
あったそうです。
遺跡は、標高200メートルを超える小高い丘の上に
ありそこから日本海や弓ヶ浜半島、島根半島まで
見ることができます。
以前は、遺跡のある丘の下は海が来ていたそうです。

竪穴式住居は2通りあり、一つは建物全体を藁で囲って
しまう住居と、もう一つは建物の下半分を土で囲い上半分は
藁で囲う住居です。
双方とも屋根と開口部分の取り合いに松の皮が貼って
ありました。
そして、建物外周には溝が掘ってあり、雨水排水の
役目をしています。

中は、8帖程度の広さがあり、深さ1メートル程度土を
掘り下げています。
その部分の土留めとして、松の皮を張り水の侵入を
防いでいます。
外は25℃あり、少し暑く感じましたが、中はヒンヤリ涼しく、
中の温度計を見ると18℃を示していました。
時折吹く風が開口部から入ってきてとても心地よく、
夏も涼しいだろうな…と、思いました。
冬は隙間風が入るので寒いのでしょうが、中で火を炊けば
土間の土自身が暖かくなり(地中熱)、思ったほど寒くはないのでは、
そして雪が降り雪が家を囲ってしまえば「断熱材替り」となるので、
現在の未断熱の住まいより暖かいのでは…と、思ったりしました。

建物を支える柱は栗の木を使っていました。
なぜ栗の木を…以前テレビで縄文時代は栗の実が食糧として
重宝がられたと言っていたので、弥生時代にも栗の木が豊富に
なったのかもしれません。

物が豊富にある現代では、更に便利な物を求めて競争をしています。
住まいも同じで、少しでも快適・便利になるように新商品はオンパ
レードしていますが、少しくらいの不便さを楽しんだり、工夫して
暮らすように心がけたいものです。

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地中熱の家の原型・・・

2016/04/12 Tue [Edit]

4月のある快晴の日に、米子市淀江の
「上淀白鳳の丘」に行ってきました。
見たかったのは「古代人の住まい」

実は、この白鳳古代の丘全体の施設を
作るとき(はっきり覚えていませんが20年前くらい)に、
竪穴式住居の建設の入札説明会があり、現地に
行ったことがありました。
その時は、周りに何の施設もなくまた興味もなかった
のですが、改めて見てみるといろいろ見どころ一杯
でした。

中に入ると8帖くらいの広さがあり、床は張ってなく
土のままです。
部屋の真ん中に火を炊くスペースがありました。

・・・これは、地中熱の家の元となった「アイヌの住まい」
とよく似ています。
酷寒の北海道で暮らすアイヌ人の家はの住まいは、
屋根は笹の葉、室内は下の写真と同じような
作りです。

なぜ、このような住まいで極寒の北海道で暮らすことが
できるのか・・・
①吹き積もる雪が屋根に重なり断熱材の役目となります。
②室内でいろりで火を炊いているので寒くはない。
しかし、雪が降ると地面から雪の冷たさが伝わるので
寒いのではと思われるかもしれませんが、
アイヌ人は、一年中いろりで火を炊き続けるそうです。
でその熱が土中の床全体に伝わり、外部からの冷気を塞いでくれます。
だから、真冬でも床下の土は12~13℃あり寒くなかったそうです。

現在、冬季トイレや浴室で10℃を下回る住まいがありますが、
1400年前の住まいはすごいですね。

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戦争から学んだ事 

2016/01/29 Fri [Edit]

今年、あるテレビ番組で「ベトナム戦争」の事を
取り上げていました。
今から60年前にアメリカとの間で争われ、超大国の
アメリカが唯一勝てなかった戦争です。

その当時、最新鋭の飛行機や戦車、レーザー等を
駆使したアメリカは50万人以上の兵をベトナムに
送り込みました。
しかし、アメリカは勝てなかった。

あるベトナムの兵士が「小回りの利く我々から見ると、
アメリカ軍は図体ばかり大きいゾウのようなもので、
我々の動きに付いて来れない。」と言っていまいした。

いくら空爆しても、ジャングルで戦うベトナム軍には
勝てないアメリカは、国内の厭戦ムードの広まりから、
戦いをやめてしまいました。

私達の住宅業界は、大手ハウスメーカーと地域ビルダー
地元工務店が凌ぎを削っています。
大手ハウスメーカーは、国内のみならず、海外で土地付き
住宅販売に活路を見出し、地域ビルダーは
合併することでその地域のシェアを広げています。
地元工務店は、数は多いのですがやり方は様々で、
毎年シェアは落としているのが実情です。

地元工務店こそ、冒頭のベトナムではないですが、
顧客の要望に対し細やかな対応そして満足のいく
アフターサービスができると思っています。
これから消費増税や少子高齢化により、大変な時期を
迎えますが、地元工務店は“売上や棟数”を競うのではなく、
地元の協力業者と連携し、『地元の方から信頼を得られる
家づくり』をしなければならないと再認識しました。
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